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大震災が起きた3月11日14時46分頃、
私はパリのホテルでぬくぬくと目覚め(日仏の時差は8時間)、
日本と同じようにTVをつけないままに身支度をし
8時頃(日本時間16時頃)朝食を取りにホテルのレストランへ行きました。
そこでやっと、お花の仲間達が日本で大地震が起きたらしいという話をしているのを聞きました。

その後、その日は予定通りフランス人デザイナーのデモンストレーションを見に行ったのですが
皆、花のことなどそっちのけで、家族との連絡に携帯を握りしめておりました。
私は、テレビを全く見ていなかったので、
日本がどれほど大変な状況なのかあまり理解出来ていませんでした。
それでもとにかく夫の無事を確認したくて、メールや電話を何度もしました。
ところが、メールは何度送っても「送信完了」出来ず、携帯はつながらず・・・
だんだん普段とは何かが違うようだということに気付き始めました。
しばらくして、夫と連絡が取れ、家にいるから大丈夫だと言われほっとしました。

「連絡取れた。家にいたわ。」と話したら、みんなに「なんで!?自宅で仕事してる方?」「いや、違うけど・・・」「なんでもう家にいるの?」と何度も聞かれ、なぜそんなことを聞かれるのかわからず、妙な気がしました。ちょうど日本時間の19時過ぎだったと思います。今なら、電車が止まっているのにどうしてもう自宅にいることが出来るのか?という質問だったのだと理解出来るのですが、夫がごく普通に「家にいるから大丈夫だよ♪」と言っていたので、他の人達からの少し怖いほどの様子の質問が理解出来なかったのです。
帰国後、夫に聞きましたら、普段とは明らかに違う大地震に、早く帰るべきだと直感し5時早々に家路に向かったそうです。もともと早歩きなうえ、東京の中心からさほど遠くないため、1時間ほどで帰宅出来たそうです。


私の帰国は15日。
それまでの間、私が日本人とわかると何度同情の言葉を向けられたかわかりません。
彼らは必ずTSUNAMIと言いました。地震とは言いません。
まともにテレビも新聞も見ていなかった私は、フランスは地震が一部地域を除いてほぼ無い国だから
映像的にわかりやすいTSUNAMIの方が理解しやすいんだな、
だからしつこく津波津波と言うんだな、程度に思っていた愚かな私です。

これは、3/15付けの新聞です。
帰国便が深夜発で、少し空き時間が出来たので初めてゆっくり新聞を眺めました。
画像 741-1
「放射能、新たな地震、日本は最悪な状況を恐れている」
タイトルにはそう書かれています。

それでも私は信じてませんでした。この写真もまるで合成のようだし、外国は大袈裟に書き立ててる。
日本がそんなことになるわけがない、と。

ただ、このフランスの有力紙が日本の出来事に1面から多数のページを割いていることに
事態の重大さは感じましたし、中側に、1センチ四方位の小さな管総理の写真があって、
そこに「第二次大戦以来の有事である」という総理のコメントが紹介されてました。
コメントですからね。仏人記者のわざとらしい写真でも、大袈裟な記事でもない。
敗戦して焼け野原になった戦争と比較?!
この時、心がドキッとしたことを覚えてます。


エールフランスの帰国便はラッキーにもビジネスクラスにアップグレードされ、快適な空の旅を満喫しました。(当時は、単純にラッキー♪と思ったのですが、フランスからのビジネス客のキャンセルが相次ぎ、空いた席にアップグレードされたということなのでしょうね。)

成田から自宅まで、当初予定していた電車は止まっていましたが、
わりとスムーズな流れで最寄駅に着きました。
本当は、ここに夫が迎えに来てくれてると思っていたので、キョロキョロしてしまい、いなかったことは正直ショックでした。後で聞くと、11日から部屋の片づけと余震の心配と、放射能の心配と、茨城の両親の心配と、静岡の私の両親の心配と、私が無事帰国できるかという心配とで疲れ果て、成田に着き、電車も動いてることが出来た時、気が抜けて動ける状態じゃなかったと言ってました。それが本当だということは、家の中の状況を見れば妻としてよくわかるものでした。

そんなわけで、とにかく、帰国したその日、
最寄駅から重ーい荷物をガラガラ引きながら家まで歩いたのですが
少しお腹が空いたので、何か買っていこうとコンビニに寄りました。
最初のコンビニが、ちょうど商品の入れ替えの時間にあたったようで、
棚に目ぼしい商品がなかったので、次のコンビニへ。
するとここも入れ替えの時間らしい。どの店も同じ時間に棚卸だなんて変なの、
と思いながら3件目に寄ったコンビニにあんまんが一つあったのです。
そこで私は「肉まんはもうないんですか?」とマヌケな質問をし、
怪訝そうな店員さんの「いいえ」に、なんか感じ悪いなあ~と思いながら
結局何も買わずに家に帰ったのです。


帰宅すると、疲れた様子の夫がそこにいました。
私がコンビニの話をすると、当たり前だ!と言われました。
そこから夫は堰を切ったかのように延々としゃべり出しました。
「こっちは大丈夫だから滞在を楽しんでくるように♪」
と電話口で毎回元気に言ってくれていた夫とは別人のようで少し驚きましたが
のんきに肉まんの話をする私に、夫がイライラするのも無理はありませんね。



翌日から、また私のいつもの日常が始まりました。
最初は混乱しました。
状況は、私の想像よりはるかにひどいものでした。






あれからあっという間の3週間、

「3.11以前の日常生活は、
              終わったという認識が必要」


ある方の言葉を見て、ぼんやりと、ああそうだなと思いました。


でも、花見を自粛というのはどうなんでしょうねえ。
夜桜見物などは電力の関係で仕方ないことですが、日中太陽のもとで愉しむことさえ自粛だなんて・・・
そんなことをして、被災地の方々は喜ぶでしょうか?
少しずれてる気がします。







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日々のこと | コメント(14) | トラックバック(0)
コメント
そんなに?!
こんにちは(^.^)
今日のブログは、いつも以上に・・・
読み応えのある内容でした( ̄  ̄)。

関東地方は、そんなに?!
日常が変化しちゃったの?!ですか???

関東に住む従妹達からは、
1度だけ、「水」のヘルプがあったことと・・・
迷惑メールが増加したので、
メアドを変更する!って連絡くらいで・・・

危機ったら、連絡してね!
とは、みんなには、メールしてますけど( ̄m ̄;

鹿児島でさえも・・・
流通が止まってる物もあったり、
購入制限があったり、欠品中だったり・・・
どこ?にどんな?影響があるのか・・・
実際、何事も体験しないとピン!と来なかったりで・・・

年内は、日本全国、地震後遺症的、生活・・・
なんでしょうねぇ?( ̄m ̄;???
No title
そりゃあ、外国で旅行中なら日本の出来事にちんぷんかんぷんなのは当たり前。
ツアーなんかで行っちゃったら、現地人と一度も話さず終わる人だって多いくらいだもん。
そんな状態で一人で帰ってきたら戸惑いますよね・・・
わかる気がします。

諸外国の中には、もう日本は終わったなんて表現してるとこも結構あるようで、ぐっさり来ます。
あと、風評被害は国内より海外の方が深刻なきがします。日本のモノは食料品も生鮮品も工業品も、どれも優秀で高価で売れてたのに、それがパタッと変わりつつあるようで、経済活動のこれからはどうなるのか、本当に心配です。
No title
TVで被災地の方がおっしゃっていましたが、
花見の自粛をするくらいなら
花見をしながら東北のお酒を飲んで欲しいと・・・。
あちらの方はとても明るいです。
物凄く大変なのにすごく笑顔でTVに向かって
お話されていました。

自粛自粛ってうるさいよ。

阪神大震災の時、被災地にいましたが、
他県がどういう行動をしているかなんて
気にもしませんでした。
自分たちの事で精一杯。
そして自分達にも良い時がまた来るという感じで
そばにいる人たちと協力しあったものです。

地震直後は関東は電車は止まるし
余震がグラグラしているし、
大変な様子がTVに写っていました。

横浜?の方は地割れして地面が上下に揺れていました。
衝撃的だったので、映像が忘れられません。

でも、日本は地震国なので、今後も油断ができません><

私もイタリアで
3月11日の朝にツイッターで大地震を知り、幸いインターネットを通じて、日本のNHKの放送やオンラインユース、日本に住まれている方のツイートを見て、地震の被害の大きさに愕然としました。最初はごくわずかだった被害者数が時間が経つごとに、日が経つごとに増えていって……

被災地で亡くなられた方、ご家族や家、友人・知人を大勢失われた方、今また不自由な生活に苦しまれる方が大勢いらっしゃるというのに、イタリアでの放送は最近ではリビアの戦争や首相の裁判に焦点が移り、日本については特に放射能汚染についてのみ触れるようになりました。まだ、被害に苦しむ方がいるんだということは忘れてほしくない、と報道の姿勢に苛立ちつつ、でも、日本の他の地域に住まれる方やわたしのように海外に住む立場では、毎日の生活を楽しんだり、商品を購入したり、出かけたりして消費活動を助けたり、ということが復興のためにも必要だと思うのです。

放射能汚染の不安もまだまだ尽きないと思いますが、楽しめるときには、楽しむことも、ゆんさんにとっても、日本のためにも、被災地のためにも、必要ではないかと思います。
http://italiaunoooooooooooo.blog90.fc2.com/blog-entry-342.html
No title
他国にいて分からないと、ささいな不思議な
感じに不安もあったと思います。
ある意味、ゆんさんの方がドキドキしちゃった
と思います(TT)
だからコンビニの件も仕方ないと思います。
色んな場面で、いつもと違うだけに大変な気持ち
だったと思います。お察しします。

私も花見はいいと思います。
お花を見て元気出して前向きになれるって大事
なんだけど、なんでもかんでも自粛自粛って
変ですよね~。
上野あたりは桜も満開で祭りはなくなってました
が、花見はOKでした。
皆、元気に飲んでられて、見てるこっちも元気
を貰って帰ってきました(^^)
ちろりんさん
こんばんは^^

> 関東地方は、そんなに?!
> 日常が変化しちゃったの?!ですか???

いえいえ、具体的に何がというと、これと言って何も変わりませんよ~(^_^;
もちろん今、他地域の方にhelpしなきゃなんないようなことも
全然ございません。

じゃ何?と言われそうです(焦)

んー、話せば長い。
原発のこととか、世界からの風評被害とか、位置づけとか、経済のこととか
今まで想定されてた大震災後の復興とはだいぶ違うと思う。
でも、書くとますますダラダラ長くて、
結局自分でも何書いてるんだかわからなくなりそうなので
やめときます。自分の筆力の無さが情けない。すみませーん。

みっちゃん
そうなのよ。
旅行中だもん、巷のニュースなんか全然無関心よ。
なのに、誰もかれもがツゥーナミ、ツゥナーミと言いながら
ものっすごい同情のまなざしで私を見るの。
んで、東京だから大丈夫!と言うと、
トーキョー!それは大変だ。大ジョブか?みたいな感じで・・・
あの時は事情がわかってなかったから、しつこいなとさえ思っちゃったわよ。

ビランドラさん
> 花見の自粛をするくらいなら
> 花見をしながら東北のお酒を飲んで欲しいと・・・。

なるほど!そうですよね。
微々たる額の義援金募金をするより、
そういうお金の使い方の方が良さそうな気がしてきました。



横浜がですか?それは知りませんでした。
地面が上下って、怖いですね。
それに、東京にとても近い千葉県の浦安(ディズニーランドがある市です)
の液状化はとてもひどいようです。

なおこさん
イタリアだけでなく、諸外国の関心のトップはリビア情勢のようですが、それは当然のことです。
そして、日本については放射能汚染のことにのみですか・・・
それは少し残念ですが、やはり致し方ないですね。

今回の大震災は、いかに想定外の津波とはいえ、原発事故さえなければ
日本の持ち前の粘り強さで、復興にまっしぐら!だと思います。

この事故処理に関わる日本の対応のまずさはとても残念です。

ミルさん
> だからコンビニの件も仕方ないと思います。

あの時の店員さんの「なにこの人?!」的なしらーっとした様子が忘れられません。
だからそう言ってもらって気持ちが軽くなります。
どうもありがとう。



上野、祭りはなくても飲みながらのお花見はOKなのですか。
それは良かった~^^
人々の元気な様子を見て、元気をもらえるっていいですね。
No title
ワタシも11日の当日、ダンナが夜遅くに帰宅するまでは
「え?地震?どこで?」とテレビを点けるまではキョトンとした表情でした。
でもその後、3時間ぐらい物も言わずにテレビを見続けていたダンナの表情は一変しましたが。

外国に居たならなおさら、ゆんさんも何が起こってるのか
中々、実感として湧かなかったと思います。

それにしても地震当日、
ゆんさんの旦那様の機転の効いた行動、凄いなと思いました。

9.11の時も思いましたけれど、この3.11もその人その人にとって、
忘れられない「1日」が出来たのではないかと思っています。

ゆんさんの書かれている
>3.11以前の日常生活は、終わったという認識が必要
分かる気がします。

自粛自粛で暗いムードが続きますね。
GWもこのままその流れにのりそうだな…って心配です。
No title
震災の時に海外にいたのですから、帰国してからのゆんさんの行動は当たり前だと思います。
3月11日を境に本当に生活が変わったと思います。

私もゆんさんと同じです。
自粛ばかりではいけないと思います。
被災地ではない私たちが元気を出すことはとても大事だし、被災地の商品を消費することも立派な援助だと思います。

震災で学んだこと、感じたことを大事に前をしっかり向いて歩いていかないといけないと思いました。
うりさん
その場にいないと実感出来ないのは仕方ないですよね^^;

旦那様も無言でTVを見ていらしたんですね・・・

それにしても、のんびり屋の妻を持つと、夫は危機意識が高くなるのかしら?
いやいやモトモト危機意識の高いしっかり者の男性が
癒しを求めてのんびり屋の女性を妻に持つのだと
女性の側も、自分に欠けてる部分を持つ男性を自ずと選んでいるのだと
だからそういう夫婦はとても相性がいいのだと
勝手に解釈することにしましょう^^

> >3.11以前の日常生活は、終わったという認識が必要
> 分かる気がします。

東日本に住んでる方なら、多かれ少なかれ感じでいるように思います。
震災と津波が終わっても、復興にまっしぐらになれない憂鬱。
今まで日本に何度も起きた大地震とは違うもの。
原発事故が暗い影響を及ぼしていると思います。
omakasekaishuさん
> 3月11日を境に本当に生活が変わったと思います。

そうですね。残念ながらそうだと思います。

> 被災地ではない私たちが元気を出すことはとても大事だし、被災地の商品を消費することも立派な援助だと思います。

> 震災で学んだこと、感じたことを大事に前をしっかり向いて歩いていかないといけないと思いました。

毅然としたomakaseさんの言葉が心に沁みます。
いつもありがとうございます^^

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